はじまりはいつも雨

今回は北アイルランドのBelfast(名前の響きが良い)からフェリーでスコットランドのCairnryanに入った時の話。
私の9月の4週間に及ぶイギリス・ツーリングは天候に恵まれ、渡英前によく聞いた「イギリスはいつも曇っている」という話は「イギリスはご飯がおいしくない」と同じくらいどこの国の話だろうと思っていた。
しかしこのスコットランドについてはまた別の機会に話すアイラ島(ただこちらの悪天候は逆に嬉しい)のように雨、風、嵐のいずれかがほぼ毎日のようにあり、ここに来てようやくイギリスの悪天候を体感することになった。それでも気温はほどほどにあるので濡れるのは気にならない。
この日は野宿が決まっていたのでただ走るだけ。海沿いの道は田舎ではあるが北海道の国道36号線沿いの町(登別など)から寂しさを除いたような雰囲気なので不思議な感覚になった。撮った写真が少なかったのもおそらく走るのが気持ちよかったのだろう。
景色の変化はあってもそれほど起伏もない単調な道なので走りながら何かできないかと思っていたのがこの歌の歌詞の暗記。
出だしとサビくらいしか知らなかったがこの時の状況にとてもよく嵌っていた。ASKAの歌の上手さと桜井の言い間違い(正しくは「水のトンネル」)を気にしながらずっと歌っていた。イギリスに来てOASISのではなくこの歌を歌うとはねえ。
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